とりあえず診断士になるソクラテス

中小企業診断士になってクラスチェンジしましょう

中小企業診断士 二次試験の攻略② 最低限知っておかなければならないこと(1)

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前回 中小企業診断士 二次試験の攻略① 難しさの把握

会話が出ない場合 https://narou.sun-smec.com/entry/2021/03/11/232222

 

こんにちは燦です。ソクラテスさん今回は二次試験において最低限知っておかなければならないことを伝えます。

まぁ要は設問で問われたことをただ答えるだけじゃろう。

自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。
あなたの言葉ですよ。

・・・さぁ話を続けるのじゃ。

これらを知ることで、暗闇の裸状態から、最低限の灯り装備を得ることになります。つまりスタートラインです。

まずはスタートに立たんと始まらんわな。

早速いきましょう!

 

目次

 

 

1.タイムマネジメントについて

二次試験は事例Ⅰ~Ⅳの4部構成です。どれも与件文設問(字数制限有り)で出来ていて各80分の試験です。

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設問は各事例につき5問~8問程度じゃろ。80分は長いのか?短いのか?

基本的には短いです。時間との闘いになります。しかし絶対に80分以内に全て記述を埋める必要があります。

大体どの設問も100字以内で書けとかじゃよね?何マスくらい埋めたらいいんじゃ?

仮に100字以内で書けの設問なら大体90~100字くらいを埋めます。もし80字しか書けないならたぶん何か見落としていますね。

与えられたマス目はほぼ埋めないといけないのね、時間との闘いになるのなら悩んでる暇はなさそうじゃな。

悩んだら他の問題から解きましょう。それに見直しの時間も欲しいですしね。
あと一次試験と違って自分の受験番号試験開始後に記入するので必ず忘れないように。もし80分時間内に記入漏れしたら一発OUTです。

わかった。タイムマネジメントは重要と。

80分の時間感覚は何度も実戦して体に刻み込んで下さい。

 

2.各事例の特徴

事例ごとのテーマはこうなってます。

4テーマ
事例Ⅰ 戦略・組織
事例Ⅱ マーケティング
事例Ⅲ 生産管理
事例Ⅳ 財務会計

ということは、一次試験の科目でいうと
事例Ⅰ 企業経営理論
事例Ⅱ 企業経営理論(+流通)
事例Ⅲ 運営管理
事例Ⅳ 財務会計
という感じじゃね。

そうです。二次試験に関わると言っていた重要科目ですね。
ですので基本的な注意点として事例Ⅰマーケティングな観点で解答したり、事例Ⅱ組織論で解答したりすると点数がもらえないと思われます。

それは十分注意しなきゃね。

しっかり事例ごとに脳を切り替えてくださいね。

 

3.一次知識のアウトプット

突然ですが質問です。

なんじゃ。

機能別組織メリットデメリットを述べてください。

えーと…。なんとなく知っているけどいきなり言われてもちょっと…。

メリット
1.組織資源配分の効率が良い
2.機能ごとの専門性が高まりやすい
3.中央集権管理が可能
デメリット
1.組織が大きいと迅速な意思決定が出来ない
2.機能部門間の意思疎通が難しい
3.経営者が機能部門毎の意思決定に忙殺される

一次試験と違って、二次試験では選択肢が与えられません。なので自分で説明できる能力が必須になります。そうでないとスタート地点にすら立てません。

〇〇〇のメリットデメリットを書けとかいう問題があるのか?

もちろんそういう直接的な問題は出ません。例えば与件文で、事例企業の社長が各部門間の調整に忙しくしているといった表現があった場合、先ほどの知識と合わせて以下のような連想を自動的に思いつかなくてはいけません。

社長が部門間調整に忙しい
・現在機能別組織かも
・機能別組織の弱みが発生しているのでは
・社長を戦略意思決定に集中させることが課題
・組織体制の変更を検討
・事業部制組織で解決できるか
・組織を変えた時の副作用

ふむ。となると当然事業部制組織メリットデメリットも把握してなきゃいかんね。

はい、でも安心してください。二次試験で必要な理論や知識は一次試験と比べるとはるかに少ないです。また一次試験対策をがっつりやっていた人ほど、この辺の吸収は早いと思います。

知識範囲は狭いけどうろ覚えじゃダメってことか。

TBCの抽象化ブロックシートなど一次試験知識を二次試験用にまとめた教材がありますのでそれを活用ください。

 

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4.因果関係で解答する

これがめちゃくちゃ重要なポイントです。これが出来てないと落ちます

因果関係

三段論法はご存じですよね?あれと似たようなもんです。原因と結果を一点の曇りもなく結びつけるんです。

知ってるも何も…。ワシの弟子の弟子が考案したやつで、「①人間は死ぬ ②ソクラテスは人間 ③従ってソクラテスは死ぬ」のやつじゃろ。

その有名な例文を貴方と話するのはややこしいですね…。じゃあ事例に出てくる社長の目線で考えましょう。

うむ、具体例でたのむ。

貴方が社長だとして、経営コンサルタントにこんなアドバイスをされたとします。さて、どう思いますか?

アドバイス①
社長、成果主義評価制度を導入しましょう。

急にそれだけ言われても困るな。文脈がわからないから判断出来ないぞ。

まぁ実際のアドバイスならそこに至るまでに社長とコンサルタントに暗黙の了解部分があるのかもしれません。ですが試験では暗黙の了解は全く無いという前提で考えてください
だからこれだけ言われても社長も困るわけです。

こんな言い方だとどうでしょうか?

アドバイス①改
業績が伸びない大きな理由として、組織全体のやる気が感じられません。特に若手のモチベーションが下がっていませんか?折角頑張って成果を上げても昔ながらの定型的な評価制度だと頑張っている当人が報われないですよね。そりゃやる気も薄れていきますよ。
であれば例えば成果主義評価制度を導入するのはどうでしょうか?成果主義評価制度を導入することで、実績のある若手が正当に評価されます。そのことで若手のモチベーションが向上しやすくなりますし、それに他メンバーも触発されて組織が活性化するかもしません。それによって販売意欲が促進されて売上と業績が向上すれば、報酬の原資以上に利益が生まれますよ。ただし、目先の成果しか見なくなって後先考えなくなったり組織のベテランと若手で殺伐としたりしないように注意してくださいね。

ふむ、説明がちょっとくどいが断る理由は薄くなったな。

アドバイスが受け入れやすくなったのは、なぜそれを導入する必要があるのか と それを導入したらどうなるのか の2つが説明されたからです。

それが因果関係を踏まえた回答というわけじゃね。

もちろんこんなクドクド書けませんし、もっとコンパクトにしなければなりません。

アドバイス①試験解答風
施策は、評価制度を年功式から成果主義に変更することで若手社員の士気を高め組織の活性化を図り業績の向上を目指す。留意点は①短期志向、個人主義に走らず②公平透明で納得感のある評価制度設計にすること。

これで大体97文字。成果主義導入に関する100字問題のフォーマット的な解答になりました。

よくみると成果主義年功式メリットデメリットを問うてるのとあまり変わらんね。

そうです、それがアドバイスという形に変えてアウトプットされています。そしてそれについて、なぜ導入するのか、導入したらどうなるのか、導入時の注意点などの因果でお化粧しているだけです。

なんとなくわかったような、わからないような…。

因果関係は本当に重要ですので、因果因果因果因果因果と常に唱えてください。

因果関係という言葉を普段使わないから、意識するのが難しいのかもしれんな。

そんな貴方に簡単な解釈法をお教えします。時間軸で考えるだけです。
はい時間軸といえばなんですか?

過去、現在、未来?

実は殆どの場合それで十分なんです。

因果関係は時間軸
過去(悪い状態)なので
現在(アドバイス)をして
未来(良い状態)となる

原因となるのは過去です。過去は悪い状態です。そして常に良い状態である未来の結果に持っていきたいわけです。その為に現在を変化させる必要があります。それがアドバイスです。基本的に全部この構図です。

確かに、なぜアドバイスを導入するのかといえば、今までが悪い状態だからに決まっているし、導入したらどうなるのかというと、良くなると予想されるに決まっているもんね。

はい、過去→現在→未来の軸で考えると、自然と因果関係の説明を押さえられますので参考にして下さいな。

時間軸と因果律って、ツァラトゥストラの時間的因果論における永遠回帰思想かよ!

あ、はい。

 

(2)へ続く 

中小企業診断士 二次試験の攻略③ 最低限知っておかなければならないこと(2)