こんにちは燦です。ご機嫌如何ですか?
今日も今日とて二次試験学習。
この期間が大事なんですよ!今やってることこそ!
そうなのか?
はい。実務補習とかやればわかります。
これ二次試験学習をまじめにやってなかったらヤバかったな…と。
設問に解答することが実務にどう繋がるのやら…。
知識だけでなく分析力と提案力、つまり思考力が身に付くんですよ。
というわけで本日は、二次試験の問題文の種類を紐解いていきましょう。
1.問題文の問い掛け方ランキング
二次試験の問題文には色々な聞き方がありますよね。
助言せよ。とか、どういう効果があるか。とか様々じゃね。
まずどういう聞き方が多かったのか過去問を確認しました。
ふーん。「理由を述べよ」が一番多いんじゃね。
そうなんですよ。
まぁもちろんどういう分類をするかにもよるんですけどね。
今回は割と細かく分けてます。
「留意点を述べよ」はもっとあるかと思ったが。
意外とこんなものなんです。事例Ⅰで続けて出たりしたので印象に残ってるのかもですね。
2.全体の感想
集計した感想をまとめました。
事例Ⅰは分析型
事例Ⅱは提案型
事例Ⅲはバランス型 じゃね。
そういう意味では、脳の使い方は若干違ってくるかもしれませんね。特に事例Ⅰと事例Ⅱでは。
分析系と提案系でどういう違いがある?
分析系はほんとに様々です。なぜそうなるのか、どんなことが考えられるのか、知識に加えて論理的思考能力も問われると思います。
提案系は、発想力だけではありません。全てにおいて問題→課題→解決策→効果という一連の因果を考える必要があります。
提案系でも、因果で解答しなきゃいけないから、発想力だけじゃなくて思考力も必要なんじゃな。
そうなんです。課題抽出の時点で思考力は必要ですし、提案する施策も発想というより一次試験知識からの応用ですよね。
どっちにしろ知識は必要か…。
なんの因果もない、突飛な発想だけじゃそりゃダメなわけじゃね…。
3.問い掛け方の変化
これが問題難化の原因の一つだと思うのですが、例えば、
コミュケーション能力を求めた理由を述べよ。
という分析問題と、
どのような能力を求めたか?
という分析問題だとどっちが難しいと思いますか?
そりゃ後者だね。まず「何かしらの能力」を答えた上で、なぜそう思ったのかの理由も必要になるじゃろ。
そうなんです。これって実は2回解答しなきゃいけないんですよね。
コミュニケーション能力というクイズの答えを当ててから、その理由を答えるクイズに挑戦するわけです。
他にも、「組織的課題をどう克服するか助言せよ。」という提案問題もそうです。
うん。もし、「組織の士気を高めるための施策を助言せよ」なら、問題と課題まではもう抽出されているから、解決策と効果だけ解答すればいいだけだもんな。
はい。「組織的課題をどう克服するか助言せよ。」の場合は、問題と課題を抽出するクイズに答えることから始めなくてはいけません。
ってことは2倍難しいってことか?
単純にそうとは思いません。こういう2度手間クイズの場合、与件文にわかりやす~いヒントというか答えみたいなものが書かれている場合が多いです。
応用問題だけど、ヒントは多めって感じか。
はい落ち着いて、二度手間クイズ、ということを設問から認識して、与件文を探せばきっと答えまで導けるはずです。
まぁ将来的には、そのヒントすら薄められるかもしれませんけど。
うーむ。試験インフレ怖い。
4.問い掛け方の微妙な違い
ところで、「理由を述べよ」と「要因を述べよ」ってなんか違いがあるの?
はい、一応一般論として定義が違うので、それに沿って出題していると思います。一応国家試験ですしね。
ふーん。「助言せよ」と「提案せよ」も微妙に違うのか。
なんか年度によって多少のバラつきはあるんですよね。
助言祭りの事例もあったりするよね。
あまり日本語の定義まで考える必要はないと思います。そんなこと考える時間あまりないですしね…。
ただ「在り方は?」ってわざとわかりにくい言葉で聞いてきたりもします。
そこは落ち着いて、あぁ対応策のことね。と判断したいですね。
解答時の主語だけでも、問題文の通りに「在り方は~、」から始めればなんとなくそれっぽくなる説。
5.特殊な事例Ⅱ?
大事なのは、助言や提案問題に関しても基本的に問題→課題→解決策→効果というプロセス思考が必要な点。(全部書く必要はないことも多い)
ところで事例Ⅱは、ダナドコフレームだから、問題→課題→解決策→効果というフローとはまた別なのでは?
事例Ⅱの問題や課題って何だろうって考えたときに、大きな目標としてはほとんど売上を上げるための活動だと思うんですよね。
つまり暗黙の了解的に問題や課題の部分は短縮されているんだと思いました。
まぁ確かに売れまくって売れまくって仕方がないB社に製品戦略を用いて助言せよとは聞かないわな。
ですので、問題は売上低迷、課題は売上向上、これらはもう暗黙の了解とする。
逆に解決策を掘り下げて、誰に何をどのように(ダナド)という細かいフレームワークに派生したと考えられるわけです。
事例Ⅱは少し特殊なのか‥?
ただし売上の話だけではなく、地域の疲弊が問題となっているケースもあるように思います。その場合、地域活性化が課題となり、解決策も地域を巻き込んでいくような大きなネットワーク施策が必要になりますよね。
なぜ地域活性化がしたいんだろうか?
地域活性化無くしてB社の存続無しってことでしょうか?経営理念にもそういうこと言ってる事例企業がありましたよね。
つまり三方良し。地域に根差した中小企業ならではの発想じゃな。
今の時代、近江商人の精神はまた経営に見直されてるって聞くぞ。
その辺りの発想は、中小企業診断士が経営コンサルタントとして差別化出来る一つなのでは!?
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