こんにちは燦です。
企業経営理論の戦略編まとめ後編です!
更新おそいよね。
へへ…すみませんね。
■こんな人にオススメ
★企業経営理論の復習したい方
★事例Ⅰの二次試験用知識をまとめときたい方
★スマホにスライドを保存しておきたい方
★経営コンサルタントの基礎知識として
1.ファイブ・フォース・モデル
マイケル・ポーター提唱の超有名な戦略分析モデル
元々は、SCPモデル
産業構造(Structure)の中で
企業行動が(Conduct)が選択され
収益(Performance)が決まる
という単なる収益相関を説明する産業組織論であった。
これを“意図的な”経営戦略(5フォース分析)として活用できる!
と展開したことでポーターの理論はめちゃくちゃ注目を浴びるようになった。
※そこから競争戦略(コストリーダーシップ戦略や差別化戦略、ポジショニング)へと繋がっていく
かなり昔の戦略分析だから今更単純な5フォースの要素を答えさせる問題って出なさそうだよね。
↓この辺もふわっと認識しておくといいのかな?
■既存の競争激化のポイント
1.数が多い
2.規模が類似
3.スイッチングコストが低い
4.市場の成長鈍化
5.固定費が高い
6.競合の志向性が異なっている
7.退出障壁が高い
8.各企業にとって戦略的に重要な市場である
■5フォース分析する上でよくある間違い
1. 産業の定義が広すぎるか狭すぎる
2. 要因だけが列挙されており厳格な分析がされていない
3. すべての要因を平等に扱い重要な要因を深掘りできていない
4. 結果と原因を混同している
5. 単年の統計数字を用いて業界トレンドを無視している
6. 一時的あるいは周期的な変化と真に構造的な変化を混同している
7. 戦略的決定のためではなくただ業界の魅力度を判断しようとしている
■グローバル・フォース
2015年マッキンゼーが近年の潮流も考慮して提案した新外部要因
1. 新興国の成長
2. 技術による市場競争の変化
3. 世界人口の高齢化
4. 商品、資本、人の流通の加速
2.バリュー・ネット
同じくSCPモデルから派生したモデル
5フォースと違う点は、
「産業構造」ではなく「ゲーム理論」を軸に考案されている点
「競争関係」だけでなく「協調関係」が示唆されていること
トヨタなんかの強み(バリューチェーン)なんかはこちらの方が説明できそうですね。
3.リソース・ベースド・ビュー
5フォース分析くらい有名
希少性と模倣困難性は、個人事業主やSNSマーケティングなんかでも通用する概念だと思う。
4.DCとCC
統計分析の傾向によると競争戦略が通じないパターンもある
通用しないならどうしたらええの?
不確実性の高い現代では、競争優位の源泉としてダイナミック・ケイパビリティ(DC)やコア・コンピタンス(CC) が大事だといわれています。
なんかふわっとしててわかりにくいなぁ。
DCは組織力、CCは必殺技みたいな感じですかね…。
5.競争地位別戦略
コトラーもポーターと同じくらい有名
業界ポジションと基本戦略の関係ですね。
例だとフォロワーの企業もでかいね…。
二次試験の事例Ⅱで、各社の競争地位と戦略名を答えよとか出てもおかしくないかも?
6.SWOT分析
診断士業界で知らない人はいない
強み×機会がほぼ全てだよね。
弱みの克服もたまに…
脅威は、困ったねぇ…って思う。(思うだけ)
■おまけ
全部の経営分析にイノベーションを組み合わせてモデリングしてみました。
うーん、ナインボールって名前はかっこいい。
市場を席捲する戦略を考案するにはイノベーションへの理解を深める必要があると思いました。
また資本主義社会においては代替品の脅威をかなり強調したかったんですよね。
フレームワークだけを増やしていっても分析が大変になるだけで実用性がなぁ。
精緻にすれば確実な競争戦略が生まれるってわけでもないし…。
シンプルな戦略好きですよ。
多少戦略がしょぼくても、組織が一丸となってやってくれる方がよほど重要だと感じる今日この頃。
スーパーコンサルタントが完璧理論武装しても、それを実行するかどうかは結局「人」じゃよね。
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