こんにちは、燦です。
どうも。賢者です。
はい、じゃあ一次試験の具体的な学習方法についてみていきましょう。
どうすればいいんじゃ?
まず科目毎の①テキスト②問題集③過去問集を買ってください。
確か最初は企業経営理論からじゃったの。でもどこの出版社のやつを買えばいいのじゃ?
どれも似たようなもんなんで何でもいいですよ。迷ったなら大手予備校TAC社のスピードテキストでいいです。
定番なんで間違いはないです。私もそれを使いました。
これをAmazonでポチればいいんじゃな。
1科目に①テキスト②問題集③過去問集だと7科目なら全部で21冊になるな…
はい、今年度の最新版をきちんと買って下さいね。全部で3~4万円はするかな?一気に全部買わなくても1科目づつでもいいですよ。
テキスト代も馬鹿にならんな…。ん?でも過去問って診断協会の公式サイトに全部アップされてるんじゃろ?過去問集って買わなくてもよくない?
極論をいうと全部買わなくても出来なくはないです。出題される論点は決まってますし、全部ググればより細かく学習出来ます。さらに過去問と回答も公式にアップされてますし、その解説も調べれば誰かかしらの何かしらは出てきます。
じゃあなんでみんなテキストや問題集を買うのじゃ?
試験対策のプロが作っているので試験に必要で重要な論点が絞られている点、問題には細やかな解説も載っているので調べる手間を省ける点です。
つまりは時間を買っているだけです。絶対に過去問集も含めて買った方がいいです。
本を買わずに失う時間はもっと高価ですから。
あっ唯一、7科目目の中小企業経営・政策の過去問集は買わなくてもいいかもです。
なぜじゃ?
直近の統計や政策の問題が殆どで、過去問があまり意味を為していません。
出題のされ方を学ぶにはいいですけど、古い知識をインプットしてしまうと逆効果にもなりかねません。
総計の問題なら毎年変化するし、政策も期間限定とかよくあるもんね。
そうなんです。正直全体の1/3くらいの価値しかありませんでしたね。
逆に問題集の方は全て直近年度の統計や政策にプロ目線でヤマを張って網羅してくれているので、むちゃくちゃ価値が高かったです。
ほ~。
ところで、独学のテキスト代(一次試験用)だけで3~4万円かかるなら、4~5万円でネット受講できる格安の予備校なんかもあるぞ。
スマホ向けの動画講義とかですね。あれは隙間時間とかで拝聴出来るから確かに良さげですね。
しかも動画ってやっぱり内容がわかりやすいし、気楽だしいいと思います。
私は各予備校の無料動画なんかは気分転換に聞いていました。
がんがん手を動かしながらテキスト片手に問題を解きまくるクラシックスタイルが私はおススメだったんですが、理解が追いつかないと結局時間を無駄にしちゃいますしね…。
※最近だとYouTubeもコンテンツも増えてきたのでおススメです。
①クラシックスタイル(テキスト+問題集+過去問集)
良い点:地に足のついた学習ができる
悪い点:割と苦行
②現代っ子スタイル(スマホの格安動画講義)
良い点:気軽でわかりやすい
悪い点:聞くだけで力が付くか保証無し
どこまでを目指して勉強すればいいんじゃね。
目標は非常にシンプルです。
過去問を解ける状態になっていることです。
じゃあ過去問だけすればいいんじゃね?
まぁ、それでもいいのかもしれません。
だけど、いきなり取り組むとわけがわからなさすぎてしんどいと思います。
それに本番では過去問と同じ問題は当然出ません。基礎が出来ていないと苦労しますよ。
過去問を記憶すればOKというわけではなく、過去問を解けるレベルに実力を持っていくということです。
そうなるまでに取り組む順序があるのか?
こんな感じが王道です。
①テキストを読む
②問題集を解く(簡単)
③過去問を解く(難解)
④復習する
①テキストは大体1科目毎に300~400Pあります。もちろん全部一気に読むのではなく、細かく区切って①と②を同時並行的に進めていくのがポイントです。
今日はテキストを読んでインプット、明日はインプットした部分の問題を解くという感じかね?
そうですね。もちろんもっと細かく刻んで、同じ日に問題(アウトプット)まで取り組んでも良いです。
いきなり問題集から取り組むというやり方もあるみたいだが?
そんなやり方もありますね。問題集から取り組むことで掴む論点があぶり出され、後追いで学習出来るのでインプットはしやすいと思います。
だらっとテキストを読んでても頭に入りにくいですしね。
ただ、何もわからない状態で問題に取り組むのも辛いもんです。わからないことを考える暇があればさっさと答えを見た方がいいです。
どっちからやっても大した違いはなさそうじゃね。じゃあさらっとテキストを読みつつ問題集と平行してやるか。
それでいいと思います。テキストは最初にインプットした後は、問題集や過去問中心となりあまり使わなくなります。だけど知識レベルが上がったきた段階で改めてテキストを見返すと色んな気付きや繋がりが理解できるようになって面白いですよ。
同じ映画を2周見ると初めて見たときより色んな伏線に気付いて楽しめるみたいなもんか。
まぁテキストもわざわざわかりにくくしているわけじゃないですけどね…。
いずれにせよ問題集は繰り返し解いてくださいね。
問題集は比較的簡単なんじゃよね?繰り返しやるの?
はい、素直な問題が出るので解きやすいです。
基礎的な問題を繰り返しやることで頭に定着していきます。
ですので、問題集には答えを直接書き込まないようにしてくださいね。
なるほどまずは簡単な問題集を完璧にした上で、過去問にいざ挑戦するわけか。
はい。過去問挑戦時は実践さながら60分なり90分なり時間も守ってやってみてくださいね。
おそらく最初は全然出来なくて絶望すると思います。
なん…じゃと…。
全体の論点を網羅した問題集(予備校が作問したもの)を満点とれる力で、おそらく過去問は60点くらいになると思います。
絶対に分からない問題なんかも意図的に入ってますから。
ふーむ、やっぱり一筋縄にはいかんか。
大切なのはその後です。過去問の解説を読みながら、なぜ間違ったのかをじっくり分析することです。この時の学習が最も大事です。
本試験問題の奥の深さに感動を覚えたとき貴方の実力は開花します!
ふむ…。その瞬間が大事なんじゃな。
全く知らない論点なども出てくると思います。出来れば過去問の解説だけではなく、ググったりして調べてそれをノートに書き留るとGOODです。
この知識が本試験や二次試験に活かされることが体感上、結構あります。
そこは時間かけて深掘っていいんじゃね。
とにかく過去問の本試験内容こそが正義ですから、試験委員が試験に出したという意図を汲み取って欲しいです。時間をかけて分析してもいいところです。
ただし科目にもよります。①企業経営理論 ②財務会計 ③運営管理は深堀ってもOKです。
深掘ると底に辿り着くまでえげつないもの、例えば経済学、統計学、システム開発、民法などは要注意。20時間勉強してもたぶん1点UPくらいの価値しかありません。
わかった。過去問の復習は時間をかけて取り組むべきだけども、副科目での些末で複雑な論点に時間をかけて勉強するのは無駄が多く要注意ということじゃな。
あくまで、試験対策上は無駄が多いというだけですけどね。
まとめるとこんな感じです。
①テキストを読む
②問題集を解く
(①②は同時並行的)
③問題集は3回程繰り返す→満点まで
④過去問に挑戦する(時間制限付き)
⑤過去問の復習(5年分)→大事
⑥次の科目へ
この進め方で7科目分やれば一次試験は万事OKというわけじゃな!
そうです!7科目分を4サイクルほどやればOKです!
ふぁっ?4サイクル?
そりゃそうですよ。数ヵ月かけて7科目終わってから、最初の科目に戻ってきてみればわかります。
全部忘れてますから(笑)
確かに…。
この復習サイクルが記憶を長期で定着させる為に重要な工程となります。
記憶を司る脳の海馬を鍛えるには復習が大事って聞いたことあるな。それに睡眠も絶対に必要だと。徹夜で勉強とかは逆効果じゃな。
はい、でも心配しないでください。こんな感じで2週目3週目とどんどん時短で廻せるようになります。
①7科目1周目 5か月
②7科目2周目 2か月
③7科目3周目 2週間
④7科目4周目 1週間
1週間で7科目って、1日1科目は無理じゃろ。
それだけ何回もやってたら大体頭に入ってますので、苦手な分野に絞ったり、ランダム出題なんかでもいいと思いますよ。
わかった、まずは1周目をコツコツとやっていくか。
はい、余裕があれば5年前以前の過去問も公式からダウンロードしたり、過去問ブログなんかで取り組んでみてくださいね。
一次試験に800時間かかる理由がわかったのじゃ…