こんにちは!燦です。
みんな大好きなIS-LM曲線をやっておきますか。
マクロ経済の花形じゃね。
目次
1.需給の超過状態
まずよくあるのは、領域毎に財と貨幣の需給状態を答えるやつ。
えーと、IS曲線が財市場で、今より金利が高くなると投資が減るから、需要が減って…。
つまりIS曲線の上側は財の供給超過になるな。
そうそう!そんな感じで本来は考えて欲しいんですが、試験対策上は機械的に覚えたほうが確実ですし、時間短縮になります。
超過状態は、線の上側が供給超過(キ)、先の下側が需要超過(ジ)なのね。
上からキジでOKですね。
2.IS-LM曲線の傾きについて
利子率弾力性という言葉がよく出てきますね。
投資の利子率弾力性が大きいということは、ちょっと金利が下がっただけで大きく投資する人が増えるから…
IS曲線は横倒れになるな。
なんでそうなるかは既に知っているものとして、これも時短のために機械的にいっときますか。
まずはIS曲線。
性向や率が大という言葉が出れば、大体曲線の傾きは緩やかになりますね。
率が大きいと、傾きが急というイメージがあるけど、なんかイメージと逆~!という認識はあるな。
次にLM曲線です。
利子率弾性力が大きくても、貨幣需要と所得のどっちによるかで傾き傾向が逆になるな。
はい!そこだけ注意ですね。大抵は貨幣需要がどうかで聞いてきますが、引っ掛けで所得面で出題されるかもしれません。
3.日本のIS-LM曲線をイメージすれば簡単
日本のIS-LM状態がわかったところで、政策と所得の効果についてみておきます。
金融緩和してるのになぜ所得増えないの?とかがわかりやすくなります。
これがさっきのIS-LM曲線の傾き(日本版)じゃね。
この状態で金融緩和(LMが右シフト)すればこうなりますよね。
流動性の罠状態だと金融緩和は効かないもんね。
そもそも、日銀の買いオペでマネタリーベースをいくら増やそうが、我々の預金とは何の関係もないので当たり前なんですけどね。
乗数理論や信用創造からして間違ってるし…。
それは胸の中にしまっておけ。本当のことを書くと試験問題に間違ってしまうぞ。
で、この状態で財政出動をすればぐっと所得が増えそうですね。
おー!いいね。でも政府は財政出動ってしてたっけ?
大きくしたのは2013年とコロナ禍ですね。
むしろ増税とか緊縮財政をしています。
もともと金融緩和だけでいけると思ってましたから。
そりゃGDPも伸びないよね。
アベノミクス第2の矢どこいった…
また実態を示すには貿易を含めたマンデルフレミングモデルの方がいいかもしれません。
円安効果により輸出やインバウンドが増えましたから。
インバウンド(観光需要)も輸出と同義だね。コロナ後に激減したが。
外需頼りってそういうリスクはあるもんです。
日本のモデルを頭にいれておけばいいことあるの?
迷った時、こんがらがった時、これが羅針盤になってくれます。
もしISが水平で、LMが垂直な世界があるとするなら、絶対に金融政策や財政政策は日本と同じ結果にはならない。という方向性が判断できます。
これも具体化記憶の一種じゃね。