
こんにちは燦です。合否発表と同時に得点がわかるようになりましたね。
そうなんだ!?
SNSでの報告データを元に集計しました。
ふむふむ
■取得データ(N=205)

令和7年度二次試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。ここまでやってこられただけで素晴らしいと思います。まずご自身の健闘を称えて、ゆっくり静養してください。
統計結果(計205名)
合格者数: 100名
不合格者数: 105名
合格率は48.7%ですが、これはSNSで集計を取るとこうなります。

合否での平均得点差異を見ると特に事例Ⅳで大きな開きがあります。
上記の総平均点は異常な合格率の値なので以下に調整版を貼っておきます。
こちらが7000名全体の平均に近いものと思われます。
※合格率を17.6%になるようにデータを調整

事例ごとの得点分布
ヒストグラム
事例Ⅰ

事例Ⅱ

事例Ⅲ

事例Ⅳ

事例Ⅳは横に広いですね。70点以上も多いですが、50点以下も多くなっています。事例Ⅰはやや辛かったように見えます。
得点に対する考察
今回の得点分布を見たところ、やっぱり事例IVが高得点で合格している方が多いなという印象はあります。そのデータの結果から「事例IVで得点を稼ぎましょう」というのは昔から一貫して主張していますが、この傾向が健全かどうかはまた別の問題です。
事例IVは数字の問題なので、揺るがない正解がほぼ決まります。正解ばかりの答案に対して60点~70点をつけるという調整はやりたくてもできません。これは数字という厳しい制約条件に採点者が縛られているという状態になります。
そのしわ寄せとして、事例I〜IIIの得点の調整幅が増えてしまうことになります。得点の理由を述べなくてよいので、極端な話、事例I〜IIIはいくらでも調整可能です。
採点基準の不確実性について 5年以上にわたって、何百人、何千人の受験生の結果を見てきました。おそらく誰よりも得点の分析や採点の精度とか、そういった統計を調査していると思いますが、未だに採点の基準や得点の精度については、よく分からないというのが正直なところです。
その結果、一年間必死に勉強してきたのに得点が下がるということも、毎年起こります。これは本当に実力がある人で、論理的に考えられ、幅広い視野を持ち、解答を綺麗に書ける人でも、そういうことが起こります。
そうなると「今後何をしていいか分からない」「どうしていいか皆目見当がつかない」と、そういうふうに思ってしまうことも無理はありません。
これに関しては、この試験採点はそういうものであるとしか言えません。そもそも絶対的な評価採点ではありませんので前年比較出来るものでもありません。採点精度を高める事も出来ません。また1回だけのデータしかないのに高得点の再現なんていうのも無理な話です。
だから「自分がやってきたことが無駄なんじゃないか」などと思わないでください。
修業期間
本来、学習するということは、短期的にすぐに成果が出るものではないです。長期的な努力を積み重ねて、長期スパンで花開いていくものです。
どんな華々しい成功をしている人も、歴史的な偉人とかも、平均的に十年以上の修行期間があると言われています。成果が出てから表に出るので「天才だ」みたいなこと言われますが、その成果が出るまでの間は裏でずっと修業をし続けているというのが実態です。
キャリア形成の挑戦期間としては、十年スパンぐらいで長期的に考えてじっくりと積み上げていけばいいのです。成果が目に見えなくとも少しずつ少しずつ積み上げられていきます。決して無駄になりません。
それは、診断士試験を十年間続けるという話ではなくて、これを機に別の目標に切り替えるのもありです。目的は資格を取ることだけじゃないと思います。
いずれにせよ修行期間で積み上げられた土台がなければ、結局瞬間的な突風で終わります。長期的な成果は得られません。表面的な意見だけに惑わされないようにしましょう。
私は毎年何百人もの合否報告を見る中で「合格」「不合格」という結果の情報に触れてきていますが、その一言一言の背景には大変な重みを感じます。
ここに至るまでにどれほどの対価を払ってきたのか、家族、人間関係、仕事、育児との活動の中での挑戦。その結果に対してなかなかコメントがしづらいところがあります。ナイスファイト!とだけ心から伝えたいです。
これから今後の方針を固めていかれると思いますが、ゆっくり考えばよいと思います。感情が揺れ動いている中で急いで判断する必要はありません。
やるべきこと
何かにコミットすればうまくいくっていうものではないです。うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。
重要なのは、淡々とやるべきことをやっていく。表面的な方法論ではなく、本質的な学びを深めていくということが重要です。それでも、事例I〜IIIの得点は伸びないかもしれないです。むしろ下がることだって有り得ます。それでもやり続ける。ひたすら積み上げていく。
改めてやるべきことは4つだけです。
1. 与件文: どういった情報が書いてあるかを把握すること
2. 設 問: 何が問われているかを把握すること
3. 知 識: 解答に必要な知識を蓄えていくこと
4. 記 述: 分かりやすく伝えること
この4つを鍛えていくだけです。やり方は関係ありません。どんな予備校や教材を選択しても同じです。
忘れないようにすること
最後に一つ忘れてはいけないのは、例えば診断士を目指すということは、事業者のことを考えていなければならないということです。
自分の解答を今一度振り返ってみてください。果たしてそれは誰に対する言葉になっているでしょうか。どの事例企業にもその奥にはモデルとなる実在の経営者がおられます。経営者っていうのは、1年2年の挫折どころじゃなくて、常にそういった苦悩を抱えたまま挑戦し続けています。
何十年と苦難の道を歩んできた経営者と対等に渡り合えるだけの積み重ねをするための覚悟ができるだろうか、自分自身に対しても偽りなく自信を持ってそう言えるだろうか。
そのための学びが自分を成長させる学びとなります。
これからも共に続けていければうれしいです。
2次試験研究所では、仲間でグループ学習できるコミュニティがありますので良きタイミングでチェックしてみてください!
戦研ストア ←無料講義動画などコンテンツまとまってます
事例Ⅳが苦手な人はこちらの記事▼