こんにちは燦です。
今回は、「本支店会計」やります!
一次試験の財務会計にたまに出てくるやつ?
あれなんか仕訳している内にワケわからんくなるんじゃ。
そんな方のために仕訳の項目名を一切排除し、解くための解法をお伝えします。
そんなやり方アリなの?。
解けりゃいいのよ解けりゃ。
「本支店会計」なんかリアルで使わないも~ん。
会計担当や経理部に怒られろ。
本支店会計を3ステップで解く方法
今回も3ステップでいきましょう。
順に説明します。
まずこの図を書きます。
■ステップ1.数字を入れる
金額をいれていきます。
現金だ、買掛金だ、売掛金だとかはとりあえず無視します。
最大のポイントはお金が減ったか増えたかの話です。
そのことが本店にとって、お金が増える話なら借方。減る話なら貸方。
支店側でも同様。
■ステップ2.鏡に映すように埋める
まず、隣を埋めましょう。
必ず相手側の店名が入ります。
そしたら鏡のように他の部分も埋めます。
必ず対の勘定になりますのでこうなります。
簡単じゃね。
ステップ3.本店or支店をピックアップして相殺
支店勘定や本店勘定を考えますので、増減金額の方ではなく支店や本店と書いた方に注目します。
支店や本店などのところも隣の数字と同じ値です。
最後に相殺させます。
これで終わりです。
次に試験問題をやってみます。
■財務会計 H30 第3問
なんちゃらかんちゃら~本店の支店勘定の残高を出せ~
【資料】
①本店は支店の広告宣伝費30,000円を現金で支払った。
②支店は本店の買掛金70000円を現金で支払った。
③本店は支店の売掛金15000円を現金で回収した。
④本店は原価60000円の商品を支店に送付した。
とりあえず数字埋めましょう。
で、他も埋める。
支店勘定をピックアップして相殺する。
すると残高金額がでてきます!
わりと簡単!
本店集中計算制度
本店集中?
複数の支店があって、会計を本社経由でやっている場合ですね。
一応簡単にやっときますか。
■財務会計 H27 第2問
本店集中制度を採用している。A店からB店に現金20万円送付したときのB支店の仕訳をせよ。
図はこうなります。
数字を埋める。金額の増減を踏まえて。
他を埋めていく。
B支店の仕訳をせよ。までなので
勘定ピックアップや相殺するまでもなくこれで終わりです。
答え:(借)現金20万円 (貸)本店20万円
※注意:仕訳は4つになります。ズボラして3つを横並びで書くと対の法則が乱れてしまいます。最初にちょっとズラして書いたのはそのためです。
未達事項の本支店決算整理会計
本支店会計の上に、未達事項があり決算整理もしなくてはなりません。
イヤすぎる…。
これも割と簡単に解けるんです!試験問題でみていきましょう。
■財務会計 H26 第4問
なんたらかんたら~整理前の本店の支店借方残高は40万円でした。
未達事項整理後の、支店の本店貸方残高を求めよ。
【未達事項】
①本店から支店に現金7万円を送付した
②支店は本店負担の運送費30000円を支払った
③支店は本店の売掛金80000円を回収した
問題文を図にするとこんな感じ。
最後に支店の本店貸方残高を求めます。
※左上は支店勘定なので文字の支店の方です。現金40万としないように注意。
数字を入れていきますが、未達事項問題は大体トラップがあります。
①の情報はダミーです。
本店目線で話しているので本店が行った行動は既に勘定に入っています。
なので本店が○○したというのは無視しなくてはいけません。
まぁ!いやらしい!
あとは同様に「本店」と入る項目を埋めていきます。
慣れてくれば不要なところは別に全部埋める必要はありません。
支店の本店勘定をピックアップ。
そーさい。
支店の本店貸方残高は45万円となります。
ふーむ。なんとなくわかったかもだけど、1個でも逆側に認識しちゃうと間違えるんだよなぁ。
仕訳からじっくり落ち着いて考えてれば間違えないのかな?私の場合はあれがこうなってこれがこうでとか考えてる内に余計にこんがらがってました。
そもそも試験中は時間制限で焦ってしまうしな。まぁ一つの解き方じゃね。
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