こんにちは燦です。なんだかんだで二次試験攻略が11回目になってしまいました…。
二次試験の話ばかりやりすぎじゃろ。
もうすぐ終わりますからね。さていつもの表です。
なんだかんだいって、合格圏内までいけそうですか?ソクラテスさん。
まだなんとも言えんけど。
上位11~15%の60-60-60-80というのは事例Ⅰ~Ⅳの点数だったっけ?
上位11~15%は、事例Ⅰ~事例Ⅲが60点前後で、事例Ⅳだけ80点前後で合計260点のパターン(想定)ですね。私もここに入ったと思います。
240点で合格だから、260点ってことは少し余裕を持って合格という感じかな。
でもなんで事例Ⅳだけ高得点?
その前に、ソクラテスさんは二次試験は何点を狙っていきますか?
そりゃ100点×4で400点じゃろう。ていうか上位1%でも5%でも上を目指せばいいのでは?
私は、一次試験ならばそれでいいと思っています。何も合格ぎりぎりの60点狙いなんてせずに100点目指せばいいんです。まぁ100点はそれでも取れないですけどね。
効率的に合格するなら60~65点で十分とかいうけどね。
どこを目標にするかは自由ですね。私は100点を目指しましたが結果平均77点でした。せめて80点は超えたかったので割と悔しいです。
なんか自慢っぽくならないか?本当は60点でいいのに。
いえ60点を狙ってさらっと60点取る人の方がよっぽど器用で頭が良くて、うらやましいですよ。
私は、なかなか時間が捻出出来ない中、半分狂気に身をおいて勉強してましたからね。
何がそこまでさせたんじゃ?
はて…なんででしょう? でも、60点を目指して60点の人、100点を目指して60点だった人、だったら後者の方がよくないですか?
全力で頑張る人を応援したくはなるよね。じゃがドライにいえば前者の方が伸び代があるのでは?
ぐぬぬ…。妾は無能の働き者…。
話が脱線したが、二次試験では100点を狙ってはいけないのか?
はい、全力を尽くすことと100点を目指すことはイコールではありません。前にも申し上げたように正解がわからない問題ですので、パーフェクトを狙うと逆にしっぺ返しをくらうかもしれません。
ふーん。…どういうこと?
大事なので掘り下げて説明します。
例えばここに60%で表、40%で裏が出るコインがあります。
これを100回投げる賭けをするとして、表裏どのようにBETしますか?
そりゃ100回とも全部表に賭けるじゃろ。平均すると60回は勝てるかな。
それが正解です。だけどそれだと初めから全勝を諦めることになります。
まぁしょうがないかな。もし愚かにも表60回、裏40回に賭けると平均52回の勝ちに減ってしまう。
①全部表にBET
→期待値60勝利!
②全部裏にBET
→期待値40勝利…
とはいえ表が100回連続で出る確率は
(0.6)の100乗=0.0000000000000000001%以下
③でも表に60回、裏に40回BET をしちゃうと
→期待値52勝利(0.6x60+0.4x40)
単純なコインの机上の問題なら裏にBETする人はいません。でも現実は機械のようにはなれません。
絶対に何があろうと「表」に賭け続けるぞなんて強い意思は「裏」が不運にも3~4回続くだけでだんだん怪しくなってきます。
マークシートで「ア」が4回くらい続くと不安になってくるもんな。
この辺りは強いギャンブラーや投資家ならわかると思います。自身の信念が感情によりブレるとパフォーマンスが落ちるのです。
要するに、強い意志を持って自分を信じて堅実な答えを書き続けると。
はい、そうすることで得点のブレが60点に収束してくると思います。貴方が必死に繰り返し繰り返し学習していることは二次試験で80点以上の高得点を叩き出すためではありません。
投げるコインの表が出る確率を60%まで1%づつ上げていくことなのです。
基礎実力を上げていくのは決して無駄じゃないんじゃね。
二次試験の学習と自己採点を続けて得点と合格の仕組みを知ったある日、私は戦慄しました。
これだけの不確実性の高いテストで年1回しかない試行回数と気まぐれの恐ろしさに。
一度疑心暗鬼のるつぼにハマると何年も何年も二次試験の呪いにさまよい続ける可能性があると。
もう何をどうしていいのかわからなくなる状態じゃな。そうなるとけっこう怖いな。
答えを見てからの「ほんとはわかってたのにー!」とかの結果論バイアスに惑わされず、冷静な心で対応して下さいね。
激しい喜びは要らない。その代わり深い絶望もない。植物のように穏やかで平凡な解答を…じゃな。
だけど60点を確実にとったとしてもボーダーラインだから合格は五分五分なんじゃないのか?
そこで事例Ⅳです。
これだけは別です。なんとしても80点を狙って下さい!
狙っていいのか?
数字を扱う問題である以上、唯一「答えがある」事例です。記述の問題もありますから100点というわけにはいきませんが、80点は狙えます。
しかし財務会計や数字が苦手な人はどうするんじゃ?
金融系の人の二次試験合格率の高さをみたでしょう。事例Ⅳを捨てるのだとすると合格難易度はさらに上がるというのは避けられない事実です。
まぁ数字に弱くて企業経営は務まらんからな。経営コンサルタントとしても同じか。
はい、いずれにせよ財務会計はコンサル実務でも避けては通れませんので、この際得意科目にしちゃいましょう!
やれやれだぜ…。