●動画(音声)解説版
こんにちは燦です!前回からの続きです。
前回
応用といいつつタイムマネジメントの話じゃね。
まずは時間切れを起こさないようにして、割合イメージ表の中位51~70%ゾーンからの脱却です!
①設問解釈に15分も20分も掛ける ←済
②与件文に段落番号を付ける
③4色も5色もマーカーを使う
④問題用紙をバラしてメモ用紙を切り分ける
⑤与件文にメモを書きまくる。
与件文に段落番号付けていかないの?
段落番号を付けて意味ありますかね?それが6段落目だったら何なんでしょうか?
予備校が与件文を分析するときや解説するときは、そりゃ有った方が便利でしょうけど。
設問と与件文を見直すときに紐付けしやすくなるし、番号を振る手間もそんなに掛からないから有りなのでは?
確かに良い面もあるかもですね。設問と与件文のページはたぶん30回は往復しますから。
ただし与件文のヒントが段落を飛ばして散りばめられる傾向もありますから特定の段落だけに拘るのは要注意です。
やってみて、意味ないと思ったなら即ヤメじゃな。
自分でなぜそれをしているのか説明できるか、そして判断することが大事かと思います。
カラーマーカーも使わないの?
使いますが2色で十分だと思いました。強みの文にオレンジ、問題点の文にブルーです。全く色を使わないよりも、ポジティブな話とネガティブな話がひと目で分かる2色塗りはオススメです。
2色で足りるのか?
足りるかどうか試してみてください。でも4~5色も使うのってどうでしょうか。カラフルになればなるほどマークする時も読み返す時も余計な脳のメモリを消費しませんか?
マーカーを持ち変える手間も掛かるし、色間違いするリスクも増えるし、机がごちゃつくし、マーカーを床に落としたらどうするんでしょうか?
そのようなデメリット面を超えて余るメリットがあると確信するならば使用してください。
燦は2色ですら一部色を間違えてるな…。まぁ色々試してみて判断するか。色だけに。
・・・コストの部分は青で塗らなきゃダメでしたね。(めざといなこのダジャレ野郎)
あと、気になる文はシャーペンで下線を引いてます。
気になる文とは?
強みでも問題点でもないのですが、なんか違和感のある文があるんです。急遽付け足された文というか、その情報なぜ書いた?みたいな浮いた文章です。
そういうのは要チェックです。
あえて差し込んだ文章であれば、作問者の意思を感じるな。きっと解答に使うんじゃろう。
事例Ⅰ
その能力を見極めることにも努めた。
→ 最終問題で「能力主義」の解答示唆
事例Ⅱ
一面に広がるハーブ畑は~(後略)
→ X島のPR施策に検討
事例Ⅲ
設計には2次元CADを早くから使用している。
→ 新設備導入の検討
3つほど浮いた文章をピックアップしてみましたが、下線を引いた材料を全て解答に使わなければならないということはありません。実はダミーもけっこうあります。
罠か。それはひどい。
その材料を使うかどうかは、再び設問を読み込む時に判断するしかありません。事例Ⅱの文章はダミーだと思います。
与件文のX島の魅力を改めて整理してみましょう。
X島の魅力候補
①主力産業は農業と観光
②絶景スポット/満点の星空
③マリンスポーツ/釣り
④一面美しいハーブ畑(違和感文)
⑤イベント時のハーブの伝統料理
こういったX島の魅力候補が挙げられると思いますが、第4問の文言には絶景スポットや星空鑑賞などの「観光」以外で と明確に指示があります。
つまり②③は除外、そして下線を引いた④美しい描写のハーブ畑も除外です。絶景は除外ですから。
となるとまず⑤をX島のPRに使うのは確定。しかし⑤にはB社ファンになる要素がありませんので、B社と絡めて①の農業面から「ハーブの収穫体験」とメーカー定番の「工場見学」辺りが正解ではなかろうかと推測されるわけです。
プログラムは①工場見学に招待し、顧客にも収穫から加工まで無農薬・高品質に拘った栽培方法を体験してもらう。②健康・長寿効果のある島伝統のハーブ料理でもてなし島民とも交流し、経験価値によってファンを作る。(100文字)
理論背景も1個欲しいなと思ったので経験価値マーケティング要素も加えています。
ふーむ。とはいえダミーを見分けるのは難しそうじゃな。
はい、かなり難しいです。私も実はハーブ畑は解答に使ってしまいました。致命的な失点にはならないとは思いますが、文学的な表現に心を打たれてしまい…つい。
ともかく「あっ、これ解答と関係しそうだな」という文章には下線等でマークしておきましょう。
あと問題用紙の白紙ページを切り分けて解答骨子作成に利用したり、与件文に気づいたことを端にメモしたりするって聞いたぞ。
試験開始と同時に始まる通称ビリビリタイムですね。あれも特に不要でした。毎回設問文を10回くらい読み返していると思いますが、設問文間近のメモじゃないとほとんど頭に入らないことに気付きました。ですので設問文周りだけ2~3単語ちょろっと書いてるぐらいです。書く軸だけ決めれば解答用紙にそのまま書き始めます。
解答骨子作成のプロセスをそのまま解答用紙上でやるわけじゃね。
上の問題例でいくと、書く軸のメモは「工場見学」「収穫体験」「ハーブ料理」ですね。私が実際にとった汚いメモは「見学」「風習」「青空」だけです。
書いた答案は上の解答とほぼ同じですが、「収穫から加工までの栽培体験」ではなく「美しいハーブ畑の下で試飲会」(ダミーに引っ掛かる)となっています。
単語のメモだけで、文章を肉付けしながら解答用紙にいきなり記入?
まぁそうなりますね。最初は仮回答です。一通り解答を終えたあとでようやく全体像が頭の中で理解できます。他の問題の解答と矛盾せず一貫性があるか、与件文のチェックした部分の漏れはないか、重複していないか、等。
この時点で50分経過という感じなのね。
多くの人はカリカリ清書し始めているという時間ですかね。
無駄なものを全部取っ払った結果、ここから「推敲」というアドバンテージを手に入れられます。
やっている作業の本質は変わらないよね。PDCAのPに時間を掛けるか、速攻DしてCに時間を掛けるか。
少なくとも白紙提出や時間に焦るという自体は回避できますが、デメリットももちろんあります。
記入の構成ミスによっては、100字丸ごと書き直しなんてこともあります。
ていうか、何回も書き直してたら解答用紙がかなり汚くならないか?
そこはシャーペンと消しゴムを少し工夫すれば問題ありませんでした。
最後に字が汚い私でもなんとかなる文房具についてまとめておきますね。
①シャーペン(1200円くらい)
自動回転送り出し機能 0.3㍉ 濃さB
ぺんてるORENZ 0.3 メタルグリップ等
②消しゴム (300円くらい)
ミシン目付き×2 +カッターナイフ
③練習用ノート (200円くらい)
KOKUYO Campus ドット入り B 6㍉30行
自動回転送り出し機能は必須かと思います。芯の消耗や書く角度によって字の太さが変化すると汚く見えますからね。
濃さはB以上あれば筆圧を強くしないで紙を凹ませずにくっきり書けますので、消しゴムでほぼ100%リセットできます。
線の太さは0.5よりも0.3がいいです。シャープな字で画数の多い漢字も字が潰れにくいです。
カッターナイフってなんじゃ?
カッターナイフで消しゴムの両端を切り落せば、消しゴムの角8個復活です!消しゴム2個準備しておけば常に角16個です。
もちろん事例間の休憩時間中に切ります。試験机の上にカッター置いたら絶対ダメですよ。
あ~だから消しゴムカバーにミシン目が欲しいのね。カバーも簡単に短く出来るから。
はい、私のやり方はゴム消耗戦です。消しゴムは100均のやつですけどね。
でも学習用のノートは何でもいいのでは?本物の解答用紙もいくらでも印刷出来るし。
とにかく量を練習するのに、このノートが便利でした。
左2列と右2列を開けると自動的に1行20文字になります。何もしなくても5行使えば100文字の解答セルができるんです。
また1ページで30行ありますから1事例分がちょうど解けるんですよ。(大昔の過去問除く)
一応、たまには解答用紙にも書いて慣れておきましょう。
ちなみに本番の解答用紙はA4サイズでしたね。(A3で2ページ)
ずっとB5と思っていたので意外でした。
B5だと事例Ⅳがけっこう辛かったので有り難かったです。
ほ~、参考にさせてもらうのじゃ。
これは私のやり方の紹介でしたが、自身のやり方に合わせて道具もフィットさせ、是非インクリメンタルなイノベーションを起こして下さいね!
事例Ⅳが苦手な人はこちらの記事▼
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